イセエビ増殖

当社では、2007(平成19)年より、水産研究・教育機構の実施許諾に基づき、グループ会社の(株)SNCと共同で、独自のイセエビ増殖向け商品を開発・事業展開し、イセエビ資源の増殖・漁獲高向上に取り組んでいます。

藻場増殖礁
海藻プレート及び周辺商品

 【1】エビクルハウス

イセエビは孵化してから1年目から2年目までの1年間で、体長約2cmから約10cmにまで成長しますが、この期間を孔の中で過ごします。成長に合わせ、体長に合った居心地の良い孔に棲みつくのですが、エビクルハウスには、それぞれの成長段階で合わせた6サイズの孔が形成されています。この6つのサイズは、水産研究・教育機構の特許技術を忠実に再現しています。

製品名 画像 特長 資料
エビクルハウス

着底したプエルルス~稚エビの脆弱な1年間をエビクルハウスが守ります。核藻場礁や根固めブロックと一体化して稚エビの棲み家を形成します。


  • ●稚エビが好むジャストサイズの孔

    穴のサイズは6種類。着底時に体長約2cmの稚エビが約10cmに成長する過程で、そのときどきの体長にジャストサイズの孔が形成されています。この穴のサイズは特許技術となっています。

  • ●良好な施工性

    天然由来の無機粉体を50wt%以上配合した環境にやさしいプラスチック製で、軽量で耐久性に優れています。型枠にボルト/ナットで固定したのち、コンクリートを打設します。硬化後、ボルトを外して脱型すると、コンクリートと一体化します。

  • ●核藻場礁への適用

    磯焼け対策に使うK-hatリーフβ型や、K-bankリーフのコンクリート部にエビクルハウスを一体化することによって、イセエビ増殖効果が期待できます。

  • ●イセエビ礁としての活用

    根固めブロックのコンクリート部にエビクルハウスを一体化することによって、イセエビ礁として活用することができます。

 【2】イセエビ礁 及び 関連製品

製品名 画像 特長 資料
イセエビ礁

エビクルハウスとK-bankリーフを組み合わせた当社オリジナルのイセエビ礁です。孔生活を終えた稚エビは、本製品下部の隙間で成体のイセエビへと成長します。

  • ●礁には比較的すぐに稚エビがしがみつくための海藻が付着

  • ●(時期が合えば)海藻プレートの設置も可能

  • ●礁下部は成体エビが好む隙間も形成

エビクルブロック

人力施工可能な簡易ブロックです。

  • ●重機等を必要とせず、簡便に設置可能

  • ●モニタリングツールとして

    稚エビの着底の有無などを簡便に確認するモニタリングツールとしても利用できます。
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